秋葉原UDXの『The CREATORS』に個人クリエイターとして参加しました

2025/4/18-19に秋葉原UDXにて開催された『the CREATORS』に個人クリエイターとして参加してきました。
同イベントは複数回開催されているようですが、創作仲間から紹介されたことをきっかけに、初めて足を運びました。
この記事では当日の様子や、参加してみて考えたことをNoah Revの視点からレポートいたします。

イベントの概要

様々な領域の個人クリエイター・企業が一同に介し、名刺交換や交流をするイベントとなります。
会場内は交流スペース、企業の展示など決められた区画はありますが、特に進行が決められているわけではなく、時間内であれば自由に過ごすことができます。
個人クリエイターはイラストレーター、グラフィッカー、デザイナー、小説家、シナリオライター、映像作家、書道家、VTuberなど。企業は出版社、音楽レーベル、アニメ制作会社、VTuber事務所など。参加者は自らの肩書を首から下げ、会場内を歩き、気になった方と交流していきます。

当日の過ごし方

私は脚本、演出、映像制作、イラストなど、様々な活動をNoah Rev名義で行ってきましたが、今回は事前に「脚本家」に絞って名乗ることに決めていました。
交流の際に具体的な実績と活動内容を提示したほうが話が進みやすく、私の場合昨年参加したラジオドラマの大会「第4回ラジドリコロシアム」で総合優勝したことを紹介の起点にすることで、たくさんいる参加者の中でも印象に残りやすいであろうと考えました。様々な業種の方と交流しましたが、目論見通り興味を持ったくださる方が多かったです。
他の参加者も事前準備をしっかりしている方が見られ、ポートフォリオの映像が流れているタブレット端末を携帯しながら歩いている方や、和服やオリジナルTシャツなど目立つ格好で来ている方などがいらっしゃいました。
私は事前に名刺を拡大コピー+一部編集してダンボールで補強したものを、公式で配られている名刺入れとは別に首からぶら下げて歩いていましたが、これをきっかけに声をかけてくださった方も多く、こちらも効果を実感できました。

当日首から下げていた制作物

参加してみて感じたこと

自由行動のイベントである分、目的をしっかり持って参加すること、事前準備、そして当日の積極的な行動が重要だと感じました。

参加の目的は様々なので一概には言えませんが、もし仮に具体的な仕事の話を進めたい場合、様々な業種の方がいらっしゃる分、ある程度お互いのマッチングを考えて声掛けをした方が有意義な時間を過ごすことができます。ただ、思いもよらない業種の方と交流していくうちに面白い話を聞くことができ、そこからアイディアが浮かぶこともあるので、気になった方とは積極的に交流し、名刺を配っていくのが良いと思いました。

また、私は分類として「小説/シナリオ/作家/ライティング業」だったのですが、会場内では比較的珍しいようで、声をかけられることがままありました。物書きをしている方はそれだけでもかなり目立つので、チャンスが多いかもしれません。

今後のことについて

クリエイターとしての身の振り方を改めて考えるいいきっかけとなりました。

すごい実績・実力のある方と交流していると、「では、自分にとって武器になることは何か?」と思わざるを得ません。そこで、多数の選択肢の中から、やれること、やりたいことは絞られていきます。自分の目指すところが明確になったため、今後の活動にも反映されていくと思います。

次回参加することになったら、事前準備でもっと工夫を凝らして参加したいと考えています。

『the CREATORS』の詳細が気になる方は、公式サイトをチェックしてみてください。

インドネシアコンピューター大学(UNIKOM)にて、ラジオドラマと箱舟壱座に関するスピーチを行いました

2024年11月、海外人材事業などを展開する株式会社mobility carrer代表取締役会長・加藤滋樹様が主催されるインドネシア視察に同行させていただきました。

視察の内容としては、インドネシアコンピューター大学(UNIKOM)日本語学科の学生の皆さんに向けた日本産業の紹介及び質疑応答、先生方との意見交換会、そして日本企業へ内定が決まっている方向けの送り出し機関の見学と交流です。主に海外人材の採用と育成に興味がある経営者に向けた視察ではあるのですが、ご縁があってお誘いいただいたことと、これまでの人生で足を踏み入れたことがない国に行くことによる創作者としての刺激を期待して、参加を決めました。

UNIKOMについて

UNIKOM(Universitas Komputer Indonesia)は、首都・ジャカルタから車で1時間ほどのところにあるバンドンという街の私立大学です。情報理工学部、経済学部、法学部、デザイン学部、社会政治学部、人文学部があり、学生さんは合計で約1万人とのことです。今回は、人文学部日本語学科の学生さんと交流をしてきました(他の学部の学生さんも有志で参加されていたそうです。積極的!)。

UNIKOMのエントランスにあるオフィスサイン

Noah Revが話してきたこと

まず「日本のエンタメにはラジオドラマというものがある」というところからお話をしました。

インドネシアの若者の間では海外に出稼ぎに行く道を選択する方が増えており、その中でも日本は人気の行先のようですが、その理由の一つに日本文化があります。四季や季節行事、日本食はもちろんのこと、漫画やアニメなど日本のエンタメ産業はインドネシアでも親しまれています。ラジオドラマというのは世界的に見ても珍しいコンテンツであるため、皆さんとても興味深く聞いて下さっているようでした。

スピーチをしているNoah Revの様子

また、箱舟壱座についてもお話をさせていただきました。これまでYouTubeで様々な作品を発信してきたこと、その全てがオリジナル作品であること、今年の夏に出場した「ラジドリコロシアム」というラジオドラマの大会で優勝したこと(なんと歓声が上がりました!)。そして、箱舟壱座の理念である「誰かのための、リアルなエンタメ」についての説明をしました。

ヴァスカレイドのイラストが好評でした

スピーチ後の交流の時間で思ったこと

私と同行者の皆さんのスピーチが終わった後、学生さんが気になる経営者さんのところにやってきて質疑応答と交流の時間があったのですが、とにかく皆さん積極的なのが印象的でした。具体的な質問はもちろん、ラジオドラマと箱舟壱座に興味を持ってくれた方も多く、ここぞとばかりにチャンネル登録をお願いしました。

向こうでは交流SNSとしてWhatsAppとInstagramの2つが主流らしく、「インスタ交換しましょう!」とたくさんの方に言われ、すっかり更新が止まっていたインスタのアカウントインドネシア向けに再始動させることにしました。

今回の交流会参加者全員でパシャリ。人が多い!

インドネシア視察を終えて

帰国後に実施したX(旧Twitter)のスペースでも話した通り、とにかく刺激を受けました。UNIKOM以外にも様々な施設に訪れたのですが、インドネシア国内の事情を知ることが出来たり、独特な国民性や宗教のこと、そして今後の日本との関わり方における可能性など、創作者として、それ以前に一人間として学びが多い視察となりました。

VTuber業界においてもインドネシア向けの展開があることからも分かるように、日本の文化に興味を持っている方はインドネシア国内に少なくなく、このたびは箱舟壱座を知っていただくきっかけにもなりました。現在、既存作品のローカライズなど、箱舟壱座のインドネシア向けの展開も検討しています

ラジオドラマは国境を越える──箱舟壱座は、そういった新たな可能性も切り拓ける場所でありたいものです。